| 飯山藩本多家伝来 |
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| 色々威童具足（いろいろおどしわらべぐそく） |  |
室町時代 安土桃山時代（重要文化資料）
徳川家康より拝領された鎧です
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色々威童具足は安土桃山時代に信濃国飯山の大名本多家に伝来したものです。
信濃国飯山藩主本多家の祖廣孝（ひろたか）が嫡子康重（やすしげ）のために
徳川家康より拝領したと伝える童具足（わらべぐそく）で、本多家代々の重宝として伝えられて来ました。
白・もえぎ・紅・紫と色々の糸で威してあるので、色々威（いろいろおどし）といわれています。
本小札（ほんこざね）に華麗な色々威で構成され、
黒漆塗の兜は、古式の冠をかたどった珍しい形のかわいい兜です。
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黒漆塗板物を四ヶ所蝶番とした胴を素懸威とした実戦的胴丸で、
兜は室町時代末期の甲冑師、明珍勝義の作である。
伝来は本多家の祖廣孝が徳川家康より拝領された品として
本多家由諸書（ゆいしょがき）に記載されています。
鉄板を小札板に代用し、四ヶ所を蝶番附とした胴丸、腹巻を最上胴といいます。
室町時代末期頃から行なわれはじめ、この形式から当世具足は発展していくのですが、
江戸時代にもこの手法の具足は行われていました。
兜は桃の実の形に似ているので、桃形（ももなり）の兜といって武将が好んだ形式です。
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| 総角（あげまき） |